投薬治療が終っても定期的な診察や検査は必要となってきます。触診、マンモグラフィー、超音波、血液検査、CT検査等を行います。
転移再発による症状(骨折とか腰痛など)が出てから治療するのと症状が出る前に治療を開始するのでは、そのあとの生活の質(QOL)に差が出てきてしまいます。転移再発を完全に防ぐ方法はありませんが、術後の治療と定期検査をしっかり受けていただきたいと思います。
現在の治療方法とひと昔前の治療方法は変わり、非常に有効な新薬も次々と開発されています。
現在のガイドラインでは定期的なCT/血液検査は不要とされていますが、転移再発巣を早期に発見するために必要な検査も今後は重要になってくるかもしれません。実際に肝臓・肺・骨などに転移があっても検査をしなければわかりません。じわじわ大きくなって行く前に治療することは大切ではないかと考えます。